石楠花登山教室「山へ行こう」
1.山の装備 2.食料と衣類 3. 山での行動 4.危機管理とチームワーク
1.山の装備
ここに挙げる装備は、毎回必要なものもあれば、たまにしか使わないものもあります。しかし、使用頻度が低いものこそ、
いざというときの備えであるものだといえるかもしれません。
ザック : 用途別に様々なタイプがあります。
デイパック(20L前後) 近郊の低山、日帰りハイキング
小型ザック(30-45L) 日帰り登山、1-2泊の小屋泊まり(主に夏期)
中型ザック(45-60L) 山小屋3泊以上の縦走登山(主に夏期)
大型ザック(60-80L) テント山行、防寒着のかさむ時期の登山
**特に防寒着が必要な、高山、北部地域、秋~冬~春はやや容量の大きいものになる。
**ザックはウエストベルト、チェストベルト付きの方が安定感があり疲れにくい。また、取り出し口がチャック式のものと、巾着式のものがある。上下2段にチャックで仕切を付けてあるものや、縦にチャックが付いているものもある。ヘッド部分の大きさも様々。店員か、使っている人に使い勝手をきいてみるとよい。
**
必ず背負ってみて自分の体のサイズに合ったものを選ぶこと。
**
ザックカバーも必需品(サイズは各種揃っています)
登山靴 : きちんとした山用品の店でサイズをみてもらって購入すること。厚い靴下(店に用意してある)を履いて靴を履く。爪先に適度な余裕のあるもの。くるぶしをすっぽり包むハイカットのものは足首の捻挫をしにくいのでお薦め。靴底の堅さ、重さも要チェック。
水入れ(水) : 2L程度。ポリタン、ペットボトル、ビニル製の袋状容器等に入れる
雨具 : *カッパ-ゴアテックス素材が一番でしょう。またはドライテック
*傘-軽い折り畳み傘等
レジャーシート : ちゃんと自分で持ってきましょう。思わぬところで役に立つかも・・。
レスキューシート : とても軽くて値段も手頃です(500円くらい)ただし一度広げるともとのようにコンパクトな状態に戻りません。
地図 : *国土地理院発行2万5千分の1地形図(紀伊国屋、旭屋書店270円くらい)こちらをお薦めします。書き込みもできます。
*エアリアマップ”山と高原地図”(900円くらい)
コンパス : シルバコンパスなど読図に使えるもの。
ヘッドランプ : 予備電池、予備電球も必要です。
ナイフ : スイスアーミーナイフなど携帯用の小型もの。鍋などをするハイキングの時は、果物ナイフも持っていくと便利。
ライター : 山で湯を沸かしてお茶することが楽しみのひとつです。また、火がないとやっぱり不安。ヒル退治に使うことも・・・。
軍手 : 岩場などでのすり傷、寒さ、やけどから手を守る。
ビニール袋 : 濡れもの、汚れ物、ゴミ、小物などを入れる。ナイロン袋、スーパーの袋、ゴミ袋など大、中、小そろえる。またパッキングの際、衣類など濡れると困るものは雨の心配がなくても必ずビニールに入れておく。
ティッシュ : ロールペーパー。食器を拭くなどの他様々な用途がある。
予備靴ひも : ひもが切れたら泣きを見ます。
輪ゴム : 何かと便利。
食料 : 飲料、弁当、行動食(アメ、チョコレート等)、非常食(カロリーメイト等)
筆記用具 : メモを取りましょう。当日にルート説明があるときなどは特に必要になる
健康保険証 : コピーを財布の中にでも入れておきましょう
現金 : 必要経費プラスα
******* 食料、衣類については次章にて説明します。 *******
お薦め図書 : 山と渓谷社『ヤマケイ登山学校① 山を歩く』
主要登山用品店
:ロッジ京都店/京都市営地下鉄 御池駅①出口徒歩1分(営業10:30-20:00、無休)
:好日山荘/京都府京都市下京区烏丸通七条下る東塩小路町590-2 京都ヨドバシビル5F (9:30-22:00)
:ロッジ第四ビル店/大阪駅前第四ビル2階(10:30-20:00、火休、1/1-1/3定休)
:IBS石井スポーツ大阪支店/大阪駅前第2ビル1階(11:00-20:00、水、シーズンにより営業時間に変更有)
:好日山荘グランフロント大阪店/グランフロント大阪ナレッジキャピタル5F(10:00-20:00)
その他多数ありますので皆に聞いてみましょう。
パッキング: