石楠花登山教室「山へ行こう」
1.山の装備 2.食料と衣類 3. 山での行動 4.危機管理とチームワーク
2.食料と衣類
食料 : 山での楽しみのひとつであるとともに、エネルギーの確保(疲労回復)を行うということを考える。(普段の食事の1.5~2倍のエネルギー確保が必要となる。)
<日帰り山行での食事のとり方の留意点及び形態の例>
・必ずとりたい朝食
食べやすく胃に負担をかけないもの。
エネルギー源である糖質が豊富で体温をすみやかに上昇させるたんぱく質(卵など)があるとよい。
・お腹がすいたら食べよう行動食
消費したエネルギーを速やかに補えるもの(チョコレート、ビスケット等甘いものと共にクラッカーやナッツ類等の塩味を加えると飽きなくて良い)
・行動中のエネルギーを補う昼食(行動食が兼ねる時もある
・命綱となる非常食
山では何があるかわからないので必ず持っていく。
すぐに食べられ、消化吸収がよいもの。(カロリーメイト等)
・水分(不足は脱水症状あげくには命をおびやかす)
のどが渇く前に飲む。
少量ずつこまめにとる。(がぶ飲みはバテる原因)
水よりミネラルなどが補えるスポーツドリンク(薄めのもの)、ゼリー、フルーツ等がおすすめ。 (こだわり過ぎなくて良い。)
・明日の活力を補う夕食
疲労回復とパワーアップ。
衣料:下着<(Tシャツ)<上着(春、秋)<アウター
・下着(Tシャツ)
防寒的な物としてとらえる。
温度調節容易にできるよう脱着がしやすいもの。
・アウター(ゴアテック製の雨具等)
風や雨を避けるため1番外側に着る。
・パンツ
膝の曲げ伸ばしや開閉を妨げない。
(イージーパンツ、ストレッチパンツ、ジャージ) Gパンは好ましくない。
・くつ下
くつずれを起こしやすい綿は避ける。